高齢者にオススメしたい民宿の副業

年金だけの生活が年々厳しく、家ももったいない

昨今の日本の社会課題として住宅事情があります。子育て世代が一戸建てを建てたとしても、子供たちが独立して高齢者だけの住まいになったり、広くて掃除などが面倒ということで駅から近いマンションに引っ越したりということが増えつつあります。

そして、前述の背景にもつながりますが高齢者だけの住まいが増えることでコミュニケーション不足や孤独死といったさらに深刻な問題が広がりつつあるのが大きな課題です。しかし、上記のような課題はあるとはいえ、今の高齢者はお金は比較的たくさん持っている場合がおおく、さらに持ち家保有率も非常に高いという背景があります。

この状況を活かしてさらにお金を稼いだり、これからの日本の観光事業に役立つことを考えていくうえでもできることがあります。

年金だけではなく副業を始める高齢者が急増

もちろん、ほとんどの高齢者が年金だけではなかなか贅沢な生活もできず、仕事もしていなければなかなか社会との接点も生まれないためにどんどん孤独になっていくという社会問題もあります。こうした事情を打開すべく、高齢者も仕事をする必要があるのです。

要するにさらなる生活水準のアップ、そして、コミュニケーション不足に陥りがちな高齢者を救うという意味での副業をしていこうというポリシーです。もちろん、過去の蓄えの年金だけでも何とか生活が出来る高齢者はたくさんいることはよくわかっていますが、なにしろ孫や子供たちへの支援を考えた場合はなかなかそれだけでは賄えないという実態があるのも確かです。

民宿を知っていますか?

ところで民宿を知っていますか。今の日本は2020年の東京オリンピックが控えていることもあり、どんどん海外からの渡航者が増える一方です。政府が目標としていた1200万人の渡航人数をすでに超えてしまい、宿泊先が足りないこと、宿泊先の値段が高騰していることが非常に大きな問題になりつつあります。

そこで注目されているのが民宿です。世界でもっとも有名な民宿の仲介業者がAirbnbです。日本でも最初に始まったのはAirbnbを介した仲介事業ですが、いまはどんどん民宿が増えつつあります。特に今の日本の住宅事情は冒頭でもご紹介した通り、一戸建てに一人か二人しか住んでいないパターンも多く、せっかくならば空き部屋をしっかり活用しようという思いは誰しもが持っています。それが有料でお金も稼げるとなれば、もちろん誰しもが「興味を持つことになります。

しかし、逆にトラブルも発生するこtになり、今は民宿をこれからどうやって法制化していくか、何がOKで何がNGなのかを決めていこうという流れになっています。しかしながら、あふれる海外の渡航客を受け入れるために政府としても基本的にはOKの方向で動き出すことは間違いありません。

民宿はお客さんとの世間話も楽しめる

では、高齢者が民宿を営むとどんなメリットがあるのでしょうか。

もちろん、年金以外の副収入を得ることが出来ます。さらには空いている一戸建ての部屋を有効活用する道が広がることで売却の上、空き家が増えてしまう社会問題を減らしていくことができます。また、高齢者にとって課題ともいえるコミュニケーション不足を海外の渡航者とのコミュニケーションによって解消できるわけです。

もちろん、言語の問題はありますが、渡航者は片言の日本語でも問題なくコミュニケーションはとれて、かつ民宿の場合、食事の提供までは行わないことが一般的なのであいさつと簡単なコミュニケーションだけになり、十分対応することも可能だといえるわけです。

さらに、仲介業者を通じて、民宿提供者からは条件を付けることができます。例えば、性別、例えば夜中に複数人数の団体は騒ぐ可能性があるので一人のお客様しか受け入れないといったことも要望して民宿を営むことができるわけです。

コミュニケーションが大事

高齢者で一戸建てで空き部屋を持っているような場合には民宿を営むことに何のデメリットもありません。まずは空き家のうまい使い方、ちょっとした副収入を得ること、さらには海外の渡航者とのコミュニケーション、日本の社会課題である海外渡航者の宿泊先解消、これらの条件はすべてプラス要因です。

そして、何よりも高齢者の方々にとって、最もメリットがあるのはコミュニケーションの機会が生まれるということです。こうしたコミュニケーションが継続してあれば、いつまでも気が張っているし、若々しくいようとするので老化が進みにくくなるのは言うまでもありません。これからの政府の法制化もポイントですが上記の条件さえあうのであれば、ぜひとも民宿の経営を高齢者の方にはおすすめしたい副業としてあげてみたいと思います。

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